人生100年時代、50代からは自分のやりたいことをやって人生を楽しもう。
そんな、謳い文句をよく目にします。
もしかすると自分が50代だから特に目につくのかもしれませんが。(笑)
けれど、その言葉に「そうだよね。その通りだ!」と激しく同意はするものの、
いざ自分はとなると・・・
自分がこれから何がしたいのか?
どうなりたいのか?
わからないことってありませんか?
実は、私もそうでした。
30代、40代の生活で家族を優先して自分のことを後回しにする癖がついてしまっていたせいか、
自分で自分のことがよくわからなくなってしまっていたんです。
そんな私は、変わり映えしない毎日にただただ流されるばかりでした。
そして、そんな私は、同年代のキラキラ輝いている人を目にしては、
「あの人は特別だから、私とは違うし・・・」
「もうおばさんだし」
「自分にはそんな才能もないし・・・」
と自分で自分を蔑んで自己肯定感が低くなってしまっていました。
自己肯定感が低いと自分を否定してしまうのでとても前向きになんてなれませんよね。
それに、自分はダメだと思っているから、そんな自分と向き合うことが怖くて無意識に自分のことを考えるのを避けてしまうんです。
自分のしたいこと、これからどうなりたいかを見つけるためには、自分と向き合う必要があります。
そのためにはまず、自己肯定感を高めることが必要なんです。
今回の記事では、50代になって自己肯定感が低いために、自分がこれからどうしたいかもわからなかった私が、自己肯定感を高めるためにしたことをお話ししたいと思います。
そしてこの記事が、私と同じような悩みを持っている方に、ほんの少しでもお役に立つことができたら嬉しいなと思っています。
自己肯定感を高めるために、小さな成功体験を重ねる
自己肯定感を高めるには、小さな成功体験を重ねることが効果的と言われています。
ものすごいことじゃなくてもいいんです。
些細なことでも、
「自分はこれができた。」
「やればできるんだ。」
という経験が自分に自信を持たせてくれるようになります。
では実際に何をするかということですが、
私の経験から言えば、どんな些細なことでも構わないから、
「できた!」という達成感がはっきり自覚できるものがいいと思います。
例えば、日々のご飯を美味しく作るということも、それ自体はとってもいいことですが、
普段の生活で毎日していることなので、「できた!」という達成感というより、「美味しくできてよかったな。」というくらいの感情ですよね。
それって達成感とはちょっと違う気がします。
これが、毎日新しい料理のレシピに挑戦する!なんていうのだったら、
1週間連続達成できた時には、継続できたことが達成感につながると思います。
こんなふうに、”今までとはちょっと違う、ちょっとだけ頑張ってみる。”みたいなことがいいと思います。
ちなみに私は、この3つをやって現在も継続中です。
① いつもより30分早起きする。
② モノを減らす(1日1捨て)
③ 学ぶこと
どれも継続できていることで”自分にもできる”という自信がついてきています。
ではひとつづつお話ししますね。
自己肯定感を高めるためにしたこと①いつもより30分早起きする
以前から私は、高校生の息子のお弁当作りのため、毎朝5時半に起きていました。
その時間を30分早めて5時に起きることにしました。
最初の2週間ぐらいは、ほんの30分でも辛かったです。
でも3週間目に入った頃から自然に起きられるようになりました。
起きてからお弁当を作り始めるまでの30分、大好きなコーヒーを飲みながらゆっくりしています。
家族がみんなまだ寝ているシンとしたこの時間はとっても癒されます。
1日を自分のペースでゆっくり始められるような感覚を持てます。
今までは、ぎりぎりに起きて、ぼーっとした頭でお弁当を作る。
そんなふうに1日がなんとなく、わさわさと始まっていました。
でも、この30分の早起きで、「さぁ、今日も一日頑張るかぁ!」
という気持ちで1日をスタートすることができるようになったんです。
と同時に早起きを継続できている自分を「やればできるじゃん。」って思えるようになりました。
自己肯定感を高めるためにしたこと②モノを減らす(1日1捨て)
部屋の中が片付いていないと、「あぁ、私片付けもできないなんて情けない。」と思ってしまいますよね。
それに散らかった部屋では、ゆっくりくつろぐこともできませんよね。
私もそうでした。
そんな状態の家の中を変えたいと思って以前、一度思い切ってモノをたくさん減らしていたんですが、そのうちまた少しづつものが増えてきてしまって家の中が雑然とし始めてしまいました。
そのことで、やっぱりわたしにはできないのかなとちょっとした挫折感を感じていたんです。
そんな時、たまたま見たnstagramでの投稿で、これならできそうと思ってチャレンジしたのが、
「1日1捨て」です。
ある日は使えなくなったボールペン、ある日はくたびれたハンカチというふうに、
1日に1つどんな小さなモノでもいいから家の中から不要なモノを出すということをやってみました。
この1日1捨てを続けていくと自然に家の中がスッキリしてきます。
意識しているので、むやみにモノを家の中に入れることも無くなりました。
何よりも家の中を、いつも片付いた状態にできている自分に自信が持てるようになりました。
自己肯定感を高めるためにしたこと③学ぶこと
早起きと、モノを減らすことができるようになって、少しづつ自分に自信がついてくると、今度は何か新しいことをしてみようかなという気持ちになりました。
「1日1捨て」を継続していたこともあり、片付けについてもう少し学んでみようと思うようになりました。
ただ、学ぶだけだと目標が曖昧ですぐに挫折してしまいそうだったので、思い切って資格取得に挑戦することにしました。
目指したのは整理収納アドバイザー1級。
久しぶりにした勉強では、集中力と記憶力の衰えに愕然としました。(笑)
それでもなんとか頑張って無事に合格することができました。
このことは本当に私の中で「私も、まだまだこれからいろんなことができるんだ。」という自信と希望になりました。
思わぬ効果もありました。頭を使ったからか、気になっていた物忘れも気にならなくなってきたんです。(笑)
私は、資格取得という目標にしましたが、なんでもいいと思います。
ただ経験上、自分に何かインプットできるものの方がいいと思います。
「1週間に1冊は本を読もう」とか、「何年か後に海外旅行したいから英会話を学び直そう」とかも自分へのインプットになりますよね。
今日も1時間何かを学んだ。ということが続けられたことや新しい知識を得たこと、それが達成感につながって成功体験になり、自分に自信がついてきます。
このように大人の学びは、改めて自分に自信を持つことができるので、自己肯定感を高めるためにはとってもいい方法です。
自己肯定感を高めて自分のこれからにワクワクしよう
いかがでしたか?
私自身、「あの人はいいなぁ、でも私には到底できない。別世界の人なんだわ。」なんて思ってばかりの毎日は本当に楽しくありませんでした。
そのうち何かトラブルがあると自分が至らないせいで・・などと思ってしまうようになり、
毎日辛かったです。
今になって思うと、当時は自己肯定感が駄々下がりのどん底でした。
そんな状態から脱出するには、自分を自分で好きになるしかありません。
自己肯定感を高めるために、ほんの少しだけ何かやってみると、
次はこれ、次はこれ・・・とどんどんいろんなことに挑戦したいなと前向きになれました。
それでも、まだまだ自分はダメだなと思うこともあります。
でもそんな時は、今までの成功体験、それは本当に些細なことばかりですが、その一つ一つが自分を支えてくれています。
「いやいや、そんなことはない。私はダメなんかじゃない。」と思えるんです。
もう50歳じゃなく、まだ50歳です。
子育てももうすぐ卒業。
これからは第2の青春が始まります。
そのために、今から自己肯定感を高めて自分のことを好きになる。
そして自分の可能性を感じてワクワクしませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。