整理収納がブームですね。
「さぁ、やるぞ!」と意気込むのはいいことですが、ちょっと待ってください。
実は、整理収納をする時に、ついやってしまいがちだけどやってはいけないことがあります。
それは以下の4つです。
①まず最初に収納用品を買う。
②収納スペースにむやみにモノを押し込む。
③一度に全部をしようとする。
④家族のモノを勝手に処分する。
この4つは「さぁ、やるぞ!」という意気込みが大きければ大きいほど、ついやってしまいがちです。
私もこれをしていたせいで、何度も失敗してきました。
その結果、無駄にお金を使ったり、すぐにリバウンドして片付けが嫌になったり、家族とケンカになったり・・・。せっかく片付けてるのにかえってストレスが溜まってしまうような状態でした。
でも、この4つをしないようにしたら片付けてるのにストレスが溜まるなんていうことがウソのようになくなりました。
今回は、私もかつてやってしまっていた「整理収納の4つのタブー」についてお話しします。
①まず最初に収納用品を買う
これ、本当にやりがちです。
雑誌やテレビ、SNSでいろいろな収納グッズをよく見かけます。
それらは便利そうでとっても魅力的です。
これさえあれば、きっと整理収納がうまくいくし、家の中もスッキリとするはず。
そんなふうに思ってワクワクして買ってきたけど、
「買ってきただけで満足してしまった・・・。」
「これがあればいつでもできるから、いつか気が向いた時にすればいいや。」
で、結局そのまま放置。
もしくは、張り切って使ってみたけど、
「あれ、なんか思っていたほどスッキリしない。」
「あれれ?一時的には綺麗になったけどすぐにまた元の通り・・・。」
「結局、収納グッズが邪魔になってしまった・・・。」
なんてことありませんか?
せっかく買っても、使わない収納用品は不要なモノになります。
ものによっては大きかったりするので処分するのも大変です。
収納用品を新しく買うときは、入れるモノの種類、量、それを置く場所を決めてから買うようにしましょう。
②収納スペースにむやみにモノを押し込む
散らかっているモノを取り敢えず、しまい込んで隠せば一時的に部屋はキレイになります。
扉を開けたらモノがぎゅうぎゅうの状態でも、閉めればスッキリ・・・。
でも、そんな風にモノを押し込んでいたら、何がどこにあるのかわからなくて探さなくてはいけなかったり、使いたい時にすぐ取り出すことができなかったりと使いづらい状態になってしまいます。
しかも使いづらいから、しまうのも面倒になって、出しっぱなしになってしまいます。
そうやってまた散らかっていくんです。
「とりあえず、押し込んで部屋がキレイになればいい。」と言うのは一時しのぎにすぎません。
収納は、しまい込むこととは違います。
一見、キレイに片付いているようでも、
・何がどこにあるかわからない。
・いつも探し物をしている。
・使いたい時にすぐ取り出せないことが多い。
こんな風だったら、それはその収納方法が間違っているということです。
収納はいかにモノを使いやすい状態にするかが大切です。
例えば、クローゼットの洋服がゆとりを持って収納されていれば、型崩れも防ぐことができるし、
出し入れもしやすいです。
毎日使う茶碗やお箸はまとめてカゴなどに入れて収納しておけば、配膳の時に出しやすいです。
マスクは玄関に置いておけば、出かける時に忘れずにすみます。
モノが使いやすい収納にするためには、モノの出し入れをしやすくすること、そのモノをどんな時にどこで使うかイメージすることが大切です。
③一度に全部をしようとする
お休みの日に「さぁ、今日はやるぞ!」と張り切って家中のモノを整理収納しようとしたけど、
思っていた以上に時間がかかって終わらないってことってありますよね。
長時間になると疲れてきて、とりあえずモノを収納に押し込んで終わらせてしまうなんていうこともありますね。
せっかくのお休みなのに、一日中片付けに追われ、しかも終わらなかった・・・なんて本当に悲しいし、虚しいですよね。
家の中にはたくさんのモノがあるので、一度に全部というのはとっても大変です。
スペースごとに何回かに分けて整理収納を進めていった方が、無理をしないですみます。
おすすめは小さなスペース、例えば引き出しの中などから始めることです。
15分〜30分ぐらいで終わる範囲の整理を普段の生活の中に取り入れると負担も少なくてすみます。
小さなスペースを整理収納しただけでも、モノが出し入れしやすく、使いたい時にすぐ使えるといった効果を実感しやすので、「次はどこをしようかな。」とやる気も出てきます。
整理収納は小さなスペースから少しづつしていきましょう。
④家族のモノを勝手に処分する
「家族が片付けてくれない。」「片付けないなら捨てるからね!」
と言いたくなる気持ち痛いほど良くわかります。
私も何度も言ってきました
実は以前、夫の独身時代から持っていたCDを、もう聞いていないからいいだろうと思って、処分しようとしたことがあります。
当時の私は「モノを減らすぞー!」と意気込みばかりが優先していたんです。
でも、夫にとってそれらのCDは聞いてはいなくても思い出が詰まった大切なモノだったようで・・・
夫、激怒しました。
結局、処分する前だったのでギリギリセーフだったんですが、しばらくの間、険悪なムードが続きました。
二度と思い出したくありません。
家の中には、自分は使っていないから不要だなと思っていても、家族も同じように思っているとは限らないモノがたくさんあります。
家族のモノは勝手に処分せず、持ち主に任せるか、みんなで使うモノだったらみんなの意見を聞いてみましょう。
ちなみに、我が家では自分の持ち物はリビングに置きっぱなしにしないで、各自部屋に持って行くようにしています。
それでも、置きっぱなしの時はあります。
そんな時は、持ち主の部屋へ投げ込んでおくことにしています。
そうやって、だんだんとリビングがスッキリしてくると、家族にもその居心地の良さが伝わってきたみたいで、最近はリビングだけでなく自分の部屋もキレイにするようになりました。
最後に
いかがでしたか?
今回は、「整理収納の4つのタブー」についてお話ししました。
テレビや雑誌、SNSで紹介された素敵なインテリアや収納法を見るとつい意気込みばかりが先行してしまいがちです。だって本当に素敵ですもんね。
でも、そんな時はちょっと深呼吸をして今回お話しした4つのタブーを思い出してくださいね。
この4つをしないようにすれば、きっと整理収納はうまくいきますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。