きれいをキープできる収納は「取り出しやすく、もどしやすい」


せっかく頑張ってきれいに整えた収納。
頑張ったからこそ、その整った状態が長く続いて欲しいですよね。
ところで、その収納の使い勝手はどうでしょうか?

あやくま
あやくま

収納は、目に見えているものをしまい込んで見えなくすればいいというものではありません。
収納は本来モノを使うためのもので、モノを使いやすい状態にすることです。
そしてその状態をキープできることが大切です。

見た目にはきれいでも、モノの出し入れがしにくかったり、使う場所の近くに収納していないなど、使いづらかったら、その整った状態はそのうち崩れてしまって、家の中にモノが散らかってしまうことにもなりかねません。
整った状態をキープできるかどうかには、納められたモノの使い勝手の良し悪しが関係します。
その使い勝手というのは、ズバリ!「取り出しやすく、もどしやすい」ということです。

今回の記事ではきれいをキープできる、「取り出しやすく、もどしやすい」収納のポイントついてお話しします。

この記事はこんな方におすすめ

・今の収納が使いづらい人
・モノを出しっぱなしにしてしまいがちな人
・片付けてもすぐに散らかる人

「取り出しやすく、もどしやすい」収納のポイント

「取り出しやすく、もどしやすい」収納のポイントは以下の3つです。

①アクション数を減らす。
②身体の負担を減らす。
③モノの量はスペース全体の80%以下

①アクション数を減らす

あやくま
あやくま

アクション数とは、モノを取り出すまでの動作の回数のことをいいます。

例えば、引き出しを開けるだけで必要なモノを取り出すことができるなら1アクション。
①引き出しを開けて②中の箱を出し、③その箱を開けて必要なものを取り出すなら3アクションとなります。

モノの取り出しやすさはこのアクション数に関係があります。

アクション数が少なければ少ないほど取り出すまでに手間がかからずにすみますし、元の場所にもどす手間も少なくてすみます。
もどしやすければ、モノが出しっぱなしになることも少なくなり、きれいをキープできます。

あやくま
あやくま

ちなみに、よく使うモノだったら、出しっぱなし(=ノーアクション)にしておいた方が使い勝手が良く、かえって散らからないということもあります。

使用頻度によって臨機応変にできたらいいですね。

②身体の負担を減らす

あやくま
あやくま

使いたいけど出すのが面倒だったり、使った後にもとにもどすのが面倒だなと

感じるのはどんな時ですか?

例えば、奥の方にある、高いところにある、重いといったところでしょうか。

このような状態のモノを取り出すのは身体に負担がかかります。
体に負担のかかる行為はできればやりたくないと無意識にでも思うものです。

このような身体の負担を減らすために、一緒に使うモノはまとめて取り出せるようにカゴなどに入れておいたり(グルーピング)、高いところにモノを収納するときには取手付きの収納用品を利用して下ろしやすくしたりといった工夫をしましょう。

あやくま
あやくま

使うモノが、使う場所の近くにあれば、さらに「取り出しやすく、もどしやすい」収納になりますね。

③モノの量はスペース全体の80%以下

例えば、クローゼットは服がぎゅうぎゅうに掛けられている状態では、すぐに着たい服を取り出すことはできません。
服を選ぶのも大変ですし、いざ着たい服を着ようと思ってもシワシワでアイロンをかけないと着れないということにもなりかねません。こんな状態ではとても使いやすい状態になっているとはいえません。

使いやすい収納にはスペースの余裕が不可欠です。詰め込みすぎると、必要なモノを取り出すときに他のモノを動かさないといけなくなるので面倒です。また、しまうときも同じです。

それには本当に必要なモノだけを収納することです。
そして、そのためには必要の無いものを手放し、本当に必要なモノだけにする必要があります。

モノを少なくすれば空間に余裕ができ、どこに何があるのかが見てすぐにわかるので、探す手間も省けます。
もとにもどすのも楽になるのできれいをキープできます。
さらにシワもつきにくいので、無駄なアイロン掛けなどをしなくても良くなるなど管理も楽になります。

あやくま
あやくま

すぐに取り出せたり、使いやすい状態にするためには空間に余裕を持たせることが必要です。

ですから目安としてはモノの量を、収納スペース全体に対して80%以下になるようにして、余裕を持たせた収納を心がけましょう。

使いにくさを感じたら見直しのチャンス!

これがベストだと思っていた収納も、実際に使ってみたり、時間が経つにつれて「使いにくいな。」と感じるようになることがあります。
そんな使いにくさを感じた時が「見直し」のチャンスです。
収納は、一度決めたらそのままというものではありません。使いにくさを感じたらその都度見直しをしてその時のベストな収納にしていきましょう。

最後に:使う時のことを考えて収納しよう。

いかがでしたか?
今回は「取り出しやすく、もどしやすい」収納が「きれいをキープできる収納」だということについてお話ししました。
収納で大切なことは、使うときのことを考えて収納しているかどうかということです。
使いたいモノがすぐに取り出せ、使った後は簡単にもとの場所にもどすことができる収納は「モノを使うときのことを考えている収納」です。
すっきりと整った収納は気分が良いものです。
ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。