片付けるということと、収納は切っても切り離せない関係にあります。
家の中にあるモノをきちんと収納し、それを維持することができれば家の中は常にキレイをキープできます。
ところで、毎日、いろんなところで色々な収納術(アイディア)を目にします。
それらはどれも魅力的で、「すてきだなぁ、こんな暮らしがしたいなぁ。」と思わせてくれるものばかりです。だから、そのままそっくり真似すれば、すぐにその暮らしを手に入れることができると思って、同じ収納用品を買ってきてやってみたりします。
でもそっくりそのまま真似したのに、なんだか使いづらい。収納をキープできないといったことになってしまっていませんか?
それはその収納が、自分に合っていないからです。
色々な収納術はあくまでテクニックです。テクニックだけを真似してもうまくいきません。自分の性格や暮らしに合わない収納術はかえって手間が増えて使いづらかったりして、最悪ストレスにもなってしまいかねません。
そうならないためには、いろいろな収納術を実践する前に、収納の基本を知っておくことが大切です。
何事もまずは基本からといいますよね。
それは以下の7つです。
①収納の前にまず整理をする
②収納はしまい込むことではない
③使いやすいかどうかを意識する
④収納する場所をじっくり見て分析する
⑤収納するモノの特徴に配慮する
⑥モノの保管期限を考える
⑦見た目にもこだわる
今回は、この収納の基本についてお話しします。
収納の基本①:収納の前にまず整理をする
さあ、収納するぞ!と意気込んで収納しようとしてもモノが多いとなかなかうまくいきません。
家の中の収納スペースは限られています。ですから、必要の無いものにその貴重なスペースを使うのはもったいないことです。
収納を成功させるにはまず整理することが必要です。
必要のないモノは手放して必要なモノのために貴重な収納スペースを使えるようにしましょう。
収納の基本②:収納はしまい込むことではない
収納はモノをしまい込むことだと思っていませんか?
おそらく、たくさんの人がそう思っているのではないでしょうか。
でもそれは間違いです。収納はしまい込むことではありません。
収納をしまい込むことだと思っているから、とりあえず目に見えているものを隠してしまえばスッキリするといって、むやみやたらと収納スペースに押し込む。
そしてその結果何をどこに収納したのかわからなくなったり、出し入れが面倒で結局また散らかってしまうといったことになります。
ズバリ、収納は使っているモノを家の中のどこに、どんなふうに収めるかを考えて実践することです。
つまり、収納≠しまい込むことなのです。
収納の基本③:使いやすいかどうかを意識する
「収納は今使っているモノを家の中のどこにどんなふうに収めるのかを考えて実践すること」と言いましたが、その「どこに、どんなふうに」はいかに使いやすい状態にするかということを意識して考えることが大切です。
そのモノはいつどんな時にどこで使うのかをしっかりと考えて、そのモノが取り出しやすく、しまいやすいベストな収納場所と収納方法を見つけましょう。
収納の基本④:収納する場所をじっくり見て分析する
モノを収納するときには、何を収納しているのか分かりやすさも大切です。どこにどんなモノがあるのか分かり易ければモノを探す無駄な時間も省けます。
収納にするにはもちろん収納する場所が必要です。そして、その場所に適した収納法で収納しないといけません。
そうしないとモノがみつけにくかったり、出し入れがしにくかったりと使い勝手の悪い収納になってしまいます。
分析するというとなんだか難しいような気がしますがそんなことはありません。
収納スペースのタイプ別にその特徴と適した収納法があるのでそれを参考にしてください。
※ただし、どのタイプの収納でも収納用品を買う時は、あらかじめそれを置きたい収納スペースと入れたい物のをサイズを測りましょう。そして購入する収納用品がそのスペースに入るか、入れたいものが入るかを確認してから購入するようにしましょう。そうでないと、せっかく買った収納用品が収納スペースに入らなかったり、入れたいものが入らなかったりして結局使えないということになってしまいます。
箱・引き出しタイプの収納
箱や引き出しタイプの収納の特徴は、上から見るとひと目で何が入っているのかがわかるということです。このタイプの収納の場合、モノを重ねて収納すると下のモノが見えなくなったり、取り出しにくくなります。
ですから、衣類などは収納の高さに合わせて畳み、立てて収納するのがおすすめです。
また、文房具や、カトラリーなど入れるものに合わせて仕切りで仕切るとモノが混ざってしまうのが防げ、取り出しやすくなります。
クローゼット・押し入れタイプの収納
クローゼットや押入れは大きい空間になるので、そのままだとなかなか使いづらいものです。
このタイプは棚や引き出し式の収納ケースなど、収納用品を使って空間を四角く区切ると使い勝手が良くなります。その際、よく使うモノは出し入れがしやすい中段に収納するのがおすすめです。
また、奥行きが深い場合はスペースを前後に分けて、奥には使用頻度の低いモノを収納するとスペースを有効に使えます。
ただし、ここでも収納用品を購入する前には、何を収納するのか、どれくらいの量があるのかをきちんと把握した上で購入することが肝心です。
収納の基本⑤:収納するモノの特徴に配慮する
収納するモノによっては、温度や湿気、重さなどへの配慮が必要になります。
特に食品などはその食品に適した保存環境で保存しないと健康を害してしまうことにもなりかねません。
また、重いモノは万が一落下でもしたら危険なので高いところには置かないようにしましょう。
同じく、使用する収納用品の素材、重さにも気をつけましょう。
収納の基本⑥:モノの保管期限を考える
食品には賞味期限や消費期限が明記されているので分かりやすいですが、洋服なども流行遅れになってしまうなどある意味賞味期限があるといえます。
流行ものは保管期限と処分方法を決めておくと、不要なものに収納スペースを使い続けるといったことがなくなります。
収納の基本⑦:見た目にもこだわる
きれいに整った収納は見ているだけでも気分がいいものです。それを維持するためにも自分の暮らしや好みに合った収納用品を使って、収納へのモチベーションをアップさせましょう。特に見える部分の収納用品は部屋のインテリアに合うモノを選んだり、テイストを揃えると統一感が出ます。
収納用品は一度買うとそう何度も買い替えることはないものです。
せっかくですから、お気に入りのモノを選んでくださいね。
最後に:収納で快適な暮らしを手に入れよう。
いかがでしたか?
今回お話しした収納の基本7つはどれも収納をするときに押さえておきたい大切なことです。
この7つを意識しながら自分の暮らしに合った収納方法を実践すれば、きっと快適な暮らしを手に入れることができますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。